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アークリアクターとは?トニーの心臓との関係、仕組みと原理、なぜ外したのか
アイアンマンアーマーにとって心臓部となる「アークリアクター」
アークリアクターとは何かを一言で言うと、トニー・スタークの胸に埋め込まれた手のひらサイズの発電装置で、心臓に向かう破片を止める電磁石と、アイアンマンのスーツの両方を動かしているものです。
……ですが、このリアクター、調べてみると意外な話がいくつも出てきます。
実は、アークリアクターを最初に考え出したのはトニーではないこと。トニーの命を守るはずの装置が、逆にトニーの命を削っていた時期があること。そして、ペッパーの言葉が刻まれた最初のリアクターが、11年後のある場面でもう一度出てくること。
そこで、そもそもアークリアクターって何?という方のために
- アークリアクターとは
- アークリアクターの役割(なぜ胸に付けているのか・心臓との関係)
- アークリアクターの仕組みと原理(パラジウムと新元素)
- 「アイアンマン3」のラストでなぜ外して投げ捨てたのか
といったアークリアクターの疑問にお答えします!
そして後半では、本物さながらのレプリカと、自分で組み立てられる模型も紹介していますので、ぜひ最後までお楽しみください!
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~もくじ~
アイアンマンのアークリアクターとは?
アークリアクターは、一言で言うと、トニーが洞窟でインセン博士と共に作り上げた、手のひらサイズの強力な発電機です。
元はスタークインダストリーズの工場にある巨大な物でしたが、『アイアンマン』(2008年)でテロ組織の洞窟に捕らわれた際に運び込まれた兵器の部品からパラジウムを取り出し、小型化することに成功しました。
命の恩人インセン博士については、インセン博士の特集で詳しく書いています。
最初に作ったのはトニーではない
トニーの発明品と思われがちなアークリアクターですが、『アイアンマン2』(2010年)で、もともとはトニーの父ハワード・スタークと、アントン・ヴァンコ(悪役ウィップラッシュことイワン・ヴァンコの父)が一緒に考え出した物だったことが、ニック・フューリーの口から明かされます。
アントンがその技術を売ろうとしたため、ハワードはアントンを国外へ追い出してしまいました。その恨みを受け継いだ息子イワンが、自分で作ったアークリアクターを動力にしてトニーを襲う、というのが『アイアンマン2』の筋です。
つまり、それを胸に入るほど小さくしたのがトニーの発明、というわけですね。
まずは、その役割から解説してきましょう!
アークリアクターの役割:なぜ胸に?トニーの心臓との関係
アークリアクターには大きく2つの役割があります。
- 爆発に巻き込まれた時の破片がトニーの心臓の奥にいかないよう、電磁石の力で引き止めるため
- アイアンマンのスーツを動かすための動力源
といったもの。
よく「アイアンマンの心臓」と言われますが、リアクターが心臓の代わりに動いているわけではありません。トニーの心臓は自分の物で、リアクターはその手前で破片を止めている電磁石の電源です。
『アイアンマン』の冒頭、トニーは自社の兵器の爆発で胸に破片を受けます。洞窟でインセン博士が胸に電磁石を取り付けて命をつなぎ、その電磁石と脱出用のスーツ(マーク1)を動かすために、2人で作ったのがアークリアクターでした。胸に付いているのは、破片を止める電磁石とつながっているからなんですね。
こんなものを拉致されている時にとっさに作り出してしまうトニーは本当に天才ですね・・!
リアクターを外すとどうなる?
心臓を守っているリアクターを外されると、破片が心臓に向かってしまい、トニーは命が危なくなります。
それが実際に起きたのが『アイアンマン』の終盤。小型のリアクターを自分たちでは作れなかったオバディア・ステインが、トニーを動けなくして胸のリアクターを抜き取ってしまいます。
死にかけたトニーを救ったのが、ペッパーがガラスのケースに入れて飾っていた洞窟で作った最初のリアクター。トニーはこれを胸に付け直して、最後の戦いに向かいました。
オバディアの悪役っぷりは、オバディアの記事でたっぷり書いています。
大きなエネルギーを生み出すものなのですが、その仕組みについて解説すると
アークリアクターの仕組みと原理
映画の中では、アークリアクターの原理が細かく説明されることはほとんどありません。ここからは、映画で分かることと、ファンの間での考え方を分けて書いていきます。
ファンの間では、アークリアクターの仕組みは「熱プラズマ反応炉」のような物だと考えられています。
手のひらサイズで、片手で持ち上げられるくらい小型の原子炉であると思われます。
かなりぶっそうなものを体に仕込んでるわけですね笑
映画ではっきりしているのは、中心(コア)にパラジウムという金属が使われていることです。燃料として水素が必要という説もあり、そうだとすると、自分の体積の935倍もの水素を吸い込むパラジウムは、うってつけの材料だったのかもしれません。
とても理にかなった産物ではありますが、同時に諸刃の剣にもなってしまいます。
アイアンマン2ではトニーの身体を蝕む(パラジウム中毒)
『アイアンマン2』において、リアクターがトニーの体に悪影響を及ぼします。
命を守っているはずのリアクターのパラジウムのコアが、少しずつトニーの体を毒していたのです。トニーは代わりになる物を見つけられず、追い詰められていきます。
しかしそこは天才トニー・スターク!
新元素(バッドアシウム)で作り直したリアクター
手がかりは、父ハワードが残した1974年のスターク・エキスポの模型でした。模型の配置が、新しい元素の原子のつくりを表していたのです。
トニーはジャーヴィスの助けを借りて、自宅の作業場で新元素を作り出し、パラジウムに代わる新しいコアのアークリアクターを開発、体に害のない、より強いリアクターへと進化を遂げました!
この新元素は、映画の中では名前が呼ばれていません。『バッドアシウム』はファンの間で広まった呼び名です。
ちなみに『ヴィブラニウム』と混同されている方が多いのですが、ヴィブラニウムはキャプテン・アメリカの盾やワカンダで知られる金属で、映画の中でトニーが作った新元素がヴィブラニウムだとは言われていません。誤解のないよう一応補足です・・。
『アイアンマン2』の流れは、アイアンマン2のあらすじと考察で詳しく書いています。
と、ここまで進化を遂げたリアクターですが、『アイアンマン3』では思いもよらない展開に!?
なぜ外した?アイアンマン3で海に捨てた理由
『アイアンマン3』(2013年)の最後でトニーは胸のアークリアクターを外し、海に投げ捨ててしまいました。
え?リアクター捨てちゃってトニーは大丈夫なの?スーツ動くの!?
と一時、話題にもなりましたが、補足の解説をしておくと
まず体につけているリアクターですが、『アイアンマン3』のラストで、トニーは心臓の近くに残った破片を取り除く手術を受けました。
それによって、破片を電磁石で引き止めていたリアクターは必要なくなっています!
そして、アーマーの動力も兼ねていたリアクターですが、『アイアンマン3』の終盤では、ジャーヴィスがトニーが中に入っていないスーツを何体も遠くから動かして戦います。スーツはトニーの胸のリアクターがなくても動ける作りになっていた、ということですね。
というわけで、海に投げ捨てても問題なかった!ということがわかりましたね!
ペッパーとの約束や結末の場面は、アイアンマン3のあらすじとネタバレで詳しく振り返っています。
11年後、エンドゲームでもう一度出てきたリアクター
※ここから『アベンジャーズ/エンドゲーム』の結末にふれます。
胸からは外れたアークリアクターですが、物語から消えたわけではありません。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)のトニーの葬儀で、ペッパーは湖に花を浮かべます。その真ん中に置かれていたのが、2008年の『アイアンマン』で彼女がケースに入れて飾っていた、洞窟で作った最初のアークリアクターでした。
ケースに刻まれていたのは「PROOF THAT TONY STARK HAS A HEART(トニー・スタークにもハートがある)」という言葉。1作目から11年かけて、この言葉がトニーの最後を見送ることになったわけです。
トニーの最期と、その後の話はトニー・スタークの死亡の記事でまとめています。
さて、ここまでリアクターについて解説してきましたが、このリアクター、リアルなレプリカまで作られています!
パーツまで製品化されるとは・・・アイアンマン/トニーの人気おそるべし!
実物大のアークリアクターレプリカがある!
劇中に登場したケース入りのアークリアクターの実物大レプリカが、ホットトイズから登場しました。
合金や銅線が使用されており、かなりディテールにこだわったものになっているようです!
「PROOF THAT TONY STARK HAS A HEART(トニー・スタークにもハートがある)」といったペッパー・ポッツのメッセージが彫りこまれていたり、ハイクオリティーな造形技術によって細部までこだわった仕上がりになっています!
2019年に発表された商品です。
ちなみに自作したい場合は、こんなプラモデルもあるようです。
まとめ
ここまでアークリアクターについて解説をしてきました!最後に簡単にまとめをしましょう!
■アークリアクターとは
- トニーの胸に埋め込まれた手のひらサイズの発電装置。洞窟でインセン博士と共に作った
- もとは父ハワードとアントン・ヴァンコが考え出した物(『アイアンマン2』で明かされる)
■アークリアクターの目的は2つ
- トニーの心臓の奥に爆発に巻き込まれた時の破片がいかないよう、電磁石で引き止めている
- アイアンマンのスーツを動かすための動力源
■アークリアクターの仕組み
- コアにパラジウムを使っている。ファンの間では熱プラズマ反応炉のような小型の原子炉と考えられている
- 手のひらサイズ、片手で持てるくらい軽量。
■アイアンマン2においてのリアクター
- パラジウムのコアがトニーの体を少しずつ毒していた。
- 対策として父の残した模型から新元素(ファンの呼び名は『バッドアシウム』)を生みだし新しいコアのアークリアクターを開発、無害で高出力の進化をとげることに成功。
■アイアンマン3でリアクターを海に捨てても平気だった理由は
- 手術で心臓の近くの破片を取ったため、体のリアクターは必要なくなった。
- スーツは胸のリアクターがなくても動くので、必要なくなった。
■エンドゲームでは
- ペッパーの言葉が刻まれた最初のリアクターが、トニーの葬儀で湖に浮かべられた。
以上となります!
MCUでも人気の高いトニー・スタークですが、アークリアクターについては意外と知られていないこともあるようなので、この記事が疑問の解決につながれば幸いです!
『アイアンマン』を見るには
トニーが最初のアークリアクターを作る『アイアンマン』(2008年)、パラジウム中毒の『アイアンマン2』(2010年)、リアクターを海に捨てる『アイアンマン3』(2013年)、もう一度出てくる『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)は、Disney+ (ディズニープラス) で見られます。
トニーが出てくるほかのマーベル映画をどこで見られるかは、アメコミ映画の配信サービスを比べたページにまとめています。
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